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キヤノン レーザーポインター「PR80-GC」実機レビュー
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ペンタイプでコンパクト!グリーンレーザーを採用したポインター「PR80-GC」をレビュー

公開日:2018/3/2 / 最終更新日:2021/12/27

レビュアー:のぶ(デジモノライター)

プレゼンや大人数の前で講義をするシーンのある方にとって、レーザーポインターは必需品ですよね。もし購入するのであれば、視認しやすいグリーンレーザーで、持ち運びが楽なペンタイプがおすすめです。

グリーンレーザーでありながら、シンプル機能でコストパフォーマンスの高い新モデルのレーザーポインター「PR80-GC」をビジネスシーンで使ってみました!

また、現行品で上位モデルのレーザーポインター「PR11-GC」とも使い比べてみました。実際に使用してみた操作性、視認性など、細かくレポートしていきます!

ペンタイプのレーザーポインター「PR80-GC」とは?

今回、以前のレビュー記事を寄稿したことがきっかけで、ご縁のあったキヤノンさんから新モデルのレーザーポインター「PR80-GC」をお借りしました。

「PR80-GC」は、携帯性の高いペンタイプのレーザーポインター!加えて、視認しやすい「グリーンレーザー」ということで、注目を集めています。

一般的に、レーザーポインターは赤色のイメージがあるのではないでしょうか?
実は赤色の光というのは、人の目には視認しにくいという特長があります。それに比べてなんと、緑色は赤色の「8倍視認しやすい色」といわれているのです!

人の目は「555nm(ナノメートル)」という波長の黄緑色の光がもっとも明るく感じるので、視認しやすいということだそうです。

グリーンレーザーは値段的に手が出なかったという方にも朗報です!
「PR80-GC」はコストパフォーマンスの高い、グリーンレーザーポインターなんです!

結論からいうと、「PR80-GC」はこれからレーザーポインターを買いたい方に本当におすすめです。僕は、1本は持っておいた方がいいと感じました!

それでは、詳しい使用感やスペックをレビューしていきたいと思います!

まずは外観から!大きさや見た目をレビュー

まずは外観のデザインとボタンについてのレビューです!
表面はさらっとしたマットブラック、ポインターのスイッチまわりだけ真っ黒でツルツルとした質感です。

表面にはレーザー出力のボタンと「ページ送り」「ページ戻し」「スライド開始・終了」の各種ボタンがあります。各ボタンとも押すと「カチッ」と音が鳴るため、程よく「押した感」がある押し心地です。

また少し見づらいのですが、ポインターのスイッチ上には小さな穴があります。電源を入れると赤く光りました。こちらは電池残量を伝える機能も備えています。

本体の後端には、現行品の「PR11-GC」と同様に、USBレシーバーが収まっていました。

また、後端にはストラップホールがあるため、落下防止用のストラップを付けられます。

側面の写真です。3段階の電源スイッチ、製品名、クリップがあります。

電源は「OFF」、「Keynote」、「PowerPoint」と書いてあります。

こちらのスイッチを切り替えて「Keynote」と「PowerPoint」の操作を行います。

先ほどとは逆の側面になります。こちらにはVOLUMEの文字と「+」「-」のスイッチがあります。音が出るプレゼン資料を使う際は、こちらのボタンを使用して、音量調節が手元でサッとできるわけです。

外観・各種ボタンの機能から、なんともスマートな印象をすでに感じています…!

こちらは裏面です。単四電池が1本、収まります。蓋は薄くて小さいですが、引っ掛かることはなく開閉は簡単。カチッとしっかりとはまります。

手に持った第一印象はとにかく「軽い!」です。

見た目がマットブラックなので、写真上ではもしかしたら軽そうに見えないという方もいるかもしれませんが、全くそんなことはありませんよ!ほとんど単四電池分の重さしか感じられないくらいですので、驚きです。

本当にペンサイズなのか検証してみた

並べてみると分かりますが、長さはボールペンと同じくらい。さすがにボールペンよりは太くなります。太字の油性ペンくらいのサイズ感ですね!

クリップの付いたペンタイプということもあり、ボールペンを入れるように、シャツの胸ポケット・ジャケットの内ポケットへ入れてみました。

全く気にならないサイズ、重さです。うっかりポケットに入れっぱなしで外出してしまいそうなくらい、気になりません。どちらもしっかりと入り、クリップで挟まれているので、落下の心配がありません。

ポケットだけでなく一般的なペンケースにも入れてみました。

女性ものの小ぶりなペンケースにもすっぽりと収まるサイズ感ですので、荷物をできるだけ増やしたくない方にもおすすめですね!

ペンケースに入れて持ち運べば、会議の際に筆記用具と一緒に持っていけますね!

新モデル「PR80-GC」と現行品「PR11-GC」の違いとは!比べてみました

現行品で上位モデルの「PR11-GC」と比べてみました!まずは基本的なスペックから比べてみます。

▼「PR80-GC」・「PR11-GC」各スペック

PR80-GCPR11-GC
デザインペンタイプ通常タイプ
タイマー-
連続使用時間約13時間(※1)約35時間(※2)
最大稼働範囲約20m約30m
電池残量告知LEDライトインジケータ表示
寸法(mm)135×22×23136×33×26
重さ(電池込み)39.5g65g
使用する電源単四電池1本単四電池2本

※1 PR80-GCの詳細情報はこちら

※2 PR11-GCの詳細情報はこちら

▼「PR80-GC」の長所

やはり、新モデル「PR80-GC」の魅力は何といってもサイズと軽さにあります。
常にカバンに入れて置いても気にならない重さです。「PR11-GC」と比べると、2/3の重さまで軽量化されていることがわかります!

▼「PR11-GC」の長所

一方で現行品の上位モデル「PR11-GC」もスペックを比べて見ると長所がわかります。
「PR11-GC」は、プレゼンの時間配分をカウントダウンしてバイブレーションでお知らせする機能があります。

このように、バイブレーションで話し手だけにお知らせをしてくれるため、時間管理がシビアな長いプレゼン、もしくは大学などの長い講義をする方には強い味方になりそうです。

また、電池を2本使用するため、新モデル「PR80-GC」よりも「PR11-GC」の連続稼働時間は、22時間も長いのが特長です。そのため「長時間使いたい」という方に向いているように感じました。

このような特長から、僕は「PR80-GC」は持ち運び用、「PR11-GC」は会議室に常時置いておくレーザーポインターとして使うのも良さそうだと感じました!

▼「PR80-GC」・「PR11-GC」どちらにも共通している最大のポイント!

どちらにも共通している最大の特長は、推奨使用温度が大幅に広くなったということ!PR10-GCなど従来品では、推奨使用温度が15℃〜35℃であったことに対し、PR80-GC、PR11-GCの推奨使用温度はなんと「0〜40℃」まで拡大!

冬の冷え込む作業現場や、真夏の暑い環境でも快適に動作します。この差は大きいですね!屋外の使用がある方には、かなりありがたいスペックだと思います。

実際に使用してみて、握った質感(表面の触り心地)を比べてみた

PR80-GC
PR11-GC

どちらも表面の素材は同じで、触った質感に違いはありませんでした。また、どちらも抗菌仕様であることから、複数のプレゼンターで使い回す際も安心できますね!

「PR80-GC」も「PR11-GC」も、人間工学に基づいたデザインということだけあり、片手で操作しやすいボタン配置、形だと感じました。とにかく持ちやすいです。

ちなみに、PR80-GC、PR11-GCのどちらも「ダイレクトグリーン」方式という、新しい出力方式を取っています。

ダイレクトグリーン方式とは?

波長515nmのグリーンレーザーダイオードを直接発光させている出力方式です。
従来のDPSS方式では、波長808nmの赤外線レーザーダイオードを発光させ、結晶により緑色へ変換していました。

PR11-GCから採用されているダイレクトグリーン方式は、従来方式に比べて、レーザー出力の安定性が向上しています。さらに、圧倒的にシンプルな構造のため、従来モデルよりも高いパフォーマンスが発揮される方式になっているのです!

どちらも使用してみて感じた、各レーザーポインターに向いている人

今回スペックを比較してみて、また実際に使用してみて、それぞれに長所があるということがわかりました。

各レーザーポインターの使用感から、僕が感じた、それぞれのレーザーポインターに向いている方をまとめてみたのでご紹介します!

▼PR80-GCにおすすめの方

・コンパクトでコストパフォーマンスの高いグリーンレーザーポインターが欲しい方
・胸ポケット・内ポケットに入れたり、持ち運んだりして使いたい方
・夏や冬など外でも使える高性能なレーザーポインターが欲しい方

▼PR11-GCにおすすめの方

・連続稼働時間を重視したい方
・20m以上の出力が必要な方
・時間配分のシビアなプレゼン・長い講義をされる方(タイマー機能)

僕の場合は、それだけの稼働時間と出力距離を必要とするシーンがないことと、荷物をできるだけコンパクトにしたいことから、「PR80-GCの方が合っているのかな?」と感じました!

ガジェット好きとしては、コスパもいいので、常備用と持ち運び用で両方持っていても良いかとも思いましたが!笑

それぞれの利点を知って、普段の使い方に合う方を選びましょう!

「PR80-GC」を実際にビジネスシーンで使用してみた所を公開します!

今回は「PR80-GC」を、実際にパワーポイントと併せて使ってみました。持ちやすい形状のペンタイプのため、指したいところを的確にさせます。ページ送りボタンなどもすべて手元にあるため、とても使いやすいと感じました!

画面に当てている様子です。実際はもっと明るく見えたのですが、写真でもハッキリと緑色が見えますね!画面から少し離れた所から見ていても、レーザーはハッキリとわかりました。

小型プロジェクター「M-i1」と組み合わせるともっと便利に

今回のプレゼンでは、「PR80-GC」と小型プロジェクターの「M-i1」を使用しました!合わせて使用するとプレゼンが非常にスマートに行えたので、「M-i1」もご紹介します!

小型プロジェクターの「M-i1」とは、PDF、Office系のデータ閲覧用のビュアー、内蔵メモリーを搭載した、PCレスで映像投写を行えるプロジェクターです。

とにかくサイズの小さいことが特長のポータブルプロジェクターのため、荷物がかさばらないということが最大のポイント。

実際のビジネスマンの荷物と並べてみました。ノートやPCと比べてみると、中央にあるPR80-GCとM-i1がひときわ小さいことがわかります。

実際にバッグに入れた状態がこちら。PR80-GCとM-i1はどちらも軽く小さいため、鞄に入れていても気になりませんでした。実際にバックに入れる際は、どちらも電化製品のためケースなどに入れておくと安心でしょう!

M-i1ならPCと接続して、画面の設定をして…なんていう手間がありません。さっと電源を入れて、内蔵メモリーに保存されたファイルを選択すれば準備完了!

プレゼン前の準備でクラアントや上司を待たせてしまう、あの微妙なちょっとした時間って気を使ってしまいますよね…。

僕の場合、微妙な間が空いてからプレゼンに入ると、緊張感も変に高まってしまいます。同じ経験をしたことがある方、僕だけじゃないと思います…!

PR80-GCとM-i1を組み合わせれば、スマートにプレゼンを始められます。相手を待たせることもなく準備ができるので、心の余裕が生まれて、プレゼンに自信が持てますよね。

小型のレーザーポインターを使うなら、プロジェクターも小型にして、スタイリッシュに仕事をしませんか?僕はどちらも使用してみて機能性の高いこの2つのデバイスは、鞄に忍ばせておきたいアイテムだと思いました!

「PR80-GC」は、コスパが良くて、信頼性の高いレーザーポインターだと感じた!

今回実際に「PR80-GC」を使用してみて、特に感じたことは以下の4点です!

・ペンタイプでとにかく持ち運びが楽!
・ダイレクトグリーン方式のためレーザー出力が安定している
・単四電池1本で連続13時間*動くのは強み!
・片手で安定してすべてのボタンを操作可能

* 詳細情報はこちら

軽く、持ちやすい形状のペンタイプで、視認しやすいグリーンレーザー。さらにコスパが高いのは魅力的です。

PR80-GCは、プレゼンや講義をする方の強い味方になること間違いなしです。レーザーポインターを「そろそろ買い替えようかな?」とお考えの方は、ぜひこれを機にPR80-GCを検討してみて下さいね。

本ページでご紹介した商品は、こちらからご購入できます

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レビュアー紹介

のぶ(デジモノライター)

元会社員の経験を生かして、ビジネスマン・ウーマンに本当に便利なガジェットを中心に紹介・レビューしています。すべてのビジネスマン・ウーマンに、最新機器でスマートに働くワークスタイルを提案したいガジェットライターです。