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【写真家の戸塚氏の使用レポート】夏の撮影アイテムとして欠かせない防虫ウェア
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【写真家が語る】ご存じですか?夏の撮影に欠かせない防虫ウェア

公開日:2019/8/21 / 最終更新日:2021/10/28

レビュアー:戸塚 学(写真家)

撮影機材にこだわる方でも、撮影時に着る服装にまでこだわる方はそう多くないのではないでしょうか。
野鳥撮影を中心に活動されている写真家 戸塚学氏が「夏の撮影に欠かせないもの」として愛用されているFoxfire製の防虫ウェア「スコーロン」について、宮古島での試用レポートとともにアツく語って下さいました。

※ 本記事で登場する防虫ウェアは現在販売終了しております(本記事は2019年8月に公開されたものです)。最新の防虫ウェアはこちら

スコーロンで過ごす3年目の宮古島

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初めてスコーロンを着て撮影に入ったのが沖縄県の宮古島だった。

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この島には川がない。鳥たちは水に困るため、森の中の水場へやってくる。ここが撮影のポイントとなるのだが、水場には虫が多い。実際初めて宮古島へ来た時はこの水場の撮影で”蚊取り線香”+”虫よけスプレー”で対応したが、結構痒い思いをした。

帽子やマスク、グローブで虫を完全防護できる「防虫スーツ」?!

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スコーロンという虫が嫌がる服を着て人体実験をした初年度は・・・結構やられた(笑)
シャツの生地が薄く肌にフィットした部分から刺されてしまっていたり、肌が露出している部分もやられたりしたが蚊取り線香+虫よけスプレー無しの割にはそれなりの効果があったことは確かだったが、まだまだだなというのが正直感想だった。

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しかし、年々防虫性能と機能強化だけではなく生地の肌触りが非常に良くなっていくことを実感。毎年新しい物を試すことが楽しい。最近は帽子やマスク、グローブと完全防護できるから、まさに『防虫スーツ』という感じだ。

今年の宮古島は?!

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今年の宮古島はいつもと違った!
着陸前の飛行機の窓から宮古島を見ると地面にあちこちに水たまりが確認できる。宮古島では雨が降ってもすぐに地面に水がしみ込むので水たまりが残るというのは相当な雨が降ったことになる。これは困った。森の中にあちこち水たまりがあると鳥たちが水場に来なくなってしまうためなのだ。

そしてその嫌な予想は的中!9日間滞在中、7日目までほとんどというか全然来ないのでただ撮影ポイントで待つだけの苦行になったのだが、これまたいつもと違う。そう、刺されると痒くなるあの虫がほとんどいなかったこと。いくら最新のスコーロンを着ているとはいえ少なすぎる。まぁ撮影ができずに虫に悩ませられることを考えればいいのだが。


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滞在中に雨に降りこめられることはなかったが、とにかく湿度が高く不快感がすごい。
5日目になると水場に、恐れていたあの虫たちが集まってきた。一緒に撮影をしている仲間は虫よけスプレーをしているにもかかわらず相当やられたようで身体じゅうあちこちを「ぼりぼり」やってはかゆみ止めを塗っていた。私はスコーロン完全防備なのでたかって来られても刺されることはなかった。



暑さを感じさせない、スコーロンのパーカー

パーカー

パーカー(商品名:SCパスファインダーフーディ)は、生地が以前よりも厚くなっている感じがするが、全く暑さを感じさせない。生地が厚くなるということは、普通暑さに対する不快感が増すはずなのに、それがない。また生地が厚くなることでシャツの上から刺される危険性が減るのもありがたい。
今回、蒸し暑い宮古島ではあえて中にTシャツは着ないで直にスコーロンを着ることにした。これはTシャツがないところを刺されるかを試したかったことと、汗まみれになった状態で何日経つとニオイを感じるかも試したのだ。まずニオイに関しては4日目の夕方、汗をかくとちょっぴり臭うので4日が私の限界だと感じた。2着あれば8日に一度洗濯すれば良くなる。

※ SCパスファインダーフーディは現在販売終了しております。最新の防虫ウェアはこちら


汗をかいてもパーカーの色が変わらない!!

スコーロンの生地で特に驚いたのは汗でパーカーの色が変わらないことだ。

生地を触ると汗で湿っているが、濡れによる変色が無い。汗まみれなのにおかしい・・・。この汗による色の変化が無いというのは私のように超汗かきにはありがたい。実は今までシャツが汗で濡れて変色するのが恥ずかしかったのだ。ちなみにこの着心地だが、海岸でアジサシたちを撮影しているとこの汗が外に出ることで気化熱のせいかさっぱり感があり長袖であるにもかかわらず海風が吹き抜けると爽快感さえ感じた。

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パーカー(商品名:SCパスファインダーフーディ)には指出し穴があるのでそこから手の甲までカバーができるし、グローブをはめてから指を出せばかなり小さな虫もシャットダウンできる。

※ SCパスファインダーフーディは現在販売終了しております。最新の防虫ウェアはこちら

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またグローブをはめてシャツの袖を被せると腕時計が隠れてしまい、時間の確認に苦労するため私はシャツの上に時計をするようにしていた。

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帽子に関しては後頭部をカバーする部分が大きいのはいいことなのだが、森の中ではひさし部分が視界を遮るため、帽子を外し、パーカーのフードを被ることで虫の寄り付きを抑えることができる。

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あまり暑い時にはきついのだが、マスクをすればまさに鬼に金棒となる。

【結論】スコーロンは夏の撮影のアイテムとして欠かせない!

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ちなみに今回も虫刺されの被害はゼロだった!スコーロンは夏の撮影アイテムとして欠かせないものとなっている。

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キヤノンオンラインショップでは、パーカーの他、帽子やグローブもお取り扱いしております。

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レビュアー紹介



戸塚 学(写真家)

1966年、愛知県生まれ。
野鳥を中心に撮影。「きれい・かわいい・かっこいい」だけではなく、人間生活 との関りや環境を含めた撮影を続け、究極は「においのする写真」。
作品は写真集・雑誌・カレンダーに発表。



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