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電卓の使い方と便利機能8つ!GT、ルート計算もできるおすすめの電卓
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電卓の使い方と便利機能8つ!
GT、ルート計算もできるおすすめの電卓

公開日:2018/10/11 / 最終更新日:2022/6/2

レビュアー:トッキー

レビュアーのトッキーです!今回キヤノンさんに千万単位シリーズの電卓をお借りしました!高機能な電卓には足し引きなど基本的な計算だけでなく、GTやM+、M-などなど、なんだか良くわからないボタンがたくさんありますね。今回はCanonの千万単位電卓を使って、機能と使い方をレクチャーします!

電卓の便利機能8つと使い方について

電卓の機能と言っても様々な機能があり、機種によっても機能の有無があるので、特に覚えておくと便利な機能を紹介します!紹介する機能は次の通りです。

機能1 GT(グランドトータル)機能 押すと計算結果の集計を表示する
機能2 M(メモリ)機能 計算結果を一時保存する機能
機能3 √(ルート)機能 入力した数値の平方根を求める機能
機能4 税込、税抜計算機能 入力した数値の税込、税抜価格を計算し表示する
機能5 時間計算機能 入力した数値を時分秒に切り替え、時間の計算を行える
機能6 端数処理1 小数点の桁数表示を切り替え、ドル、ユーロ計算に便利なアドモード
機能7 端数処理2 四捨五入の切り上げ、切り捨ての切り替え
機能8 万千入力キー 万、千単位の入力をボタン1つで完了できる機能

これらを使いこなせるようになると、ややこしい計算もカンタンにこなせます!特にGT、時間計算機能は便利です。それぞれの機能について、詳しく紹介します。

電卓の便利機能1・GT(グランドトータル)

1つ目の機能は「GT(グランドトータル)」についてです。まとめると、次の通りになります。

・集計を行う機能

・計算するたびに一時GTメモリに保存、加算される

・押すとGTメモリに保存された数値を表示する

GT機能を搭載した電卓は、計算するたびに結果を自動で集計していくため、GTキーを押すだけで集計結果が表示されます。そのため、何かを大量に発注した際の合計金額を算出する時などに便利です。

GT機能の使い方と例

動画をおさらいしながら、使い方を覚えましょう。

【例】30×40 + 50×60 + 25×30 = 4,950

全入力キー:[30] [×] [40] [=] [50] [×] [60] [=] [25] [×] [30] [=] [GT]
(計算を始める前に、各計算結果がGTメモリに記憶されるように、GTキーを押します)

@ [30] [×] [40] [=]
A [50] [×] [60] [=]
B [25] [×] [30] [=]
を続けて打ちます(電卓の画面左上に“GT”と表示されていれば、正しく行えています)。

すべての計算を終えたら、[GT]を一度押すだけです。すべて、すべての計算結果を足した集計として、「4,950」という答えが表示されます。

電卓の便利機能2・M(メモリ)

M(メモリ)機能は入力または計算結果を一時保存、別の入力または計算結果と加算、減算を行える機能です。

M+キー:入力または計算結果の頭にプラスを付けて保存

M-キー:入力または計算結果の頭にマイナスを付けて保存

RM/CMキー:一時保存した数値の合計を出力、メモリに保存した数値を削除

様々な四則演算が混ざった計算を電卓で行うのは大変です。というのも、本来であれば乗算(×)、除算(÷)を始めに行い、加算(+)、減算(−)は後から行います。しかし電卓は単純に左から順にしか計算できません。そこで、メモリ機能を使うと次の手順で計算できます。

M機能の使い方と例

動画をおさらいしながら、使い方を覚えましょう。

【例】3×4 – 6÷0.2 = -18

全入力キー:[3] [×] [4] [M+=] [6] [÷] [0.2] [M-=] [RM/CM]

@ [3] [×] [4] [M+=]
[M+=](メモリプラスイコールキー)を押すと、演算結果がメモリに“加算”されます。

A [6] [÷] [0.2] [M-=]
[M-=](メモリマイナスイコールキー)を押すと、演算結果がメモリから“減算”されます。

最後に、[RM/CM](リコールメモリ/クリアメモリ)を押すと、メモリ内の演算結果(こたえは-18)が呼び出されます。

電卓の便利機能3・√(ルート)

√(ルート)は平方根と言われるものです。「ひとよひとよにひとみごろ…」なんて語呂合わせもありましたね。平方根は特に1級簿記などを受ける方には必要になってきます。使用例は次の通りです。

・経済的発注量を算出できる

・2年ごとの売り上げ増加率を算出できる

・子どもの宿題の手伝い

私の場合、一番多いのは子どもの宿題ですね!気が付いたら勝手に使われている、なんてことも多くあります。ただ、1級の工業簿記では上記にある経済的発注量(EOQ)の算出に必要であったり、それ以外では2年ごとの売り上げ増加率などを求められたりします。

ルート計算で経済的発注量を算出

在庫をたくさん持つと発注回数は減りますが、在庫を維持するための費用がかかってきます。倉庫を使う費用、保険費用などですね。逆に発注量を増やして在庫を少なくしようとすると、発注費用がたくさんかかってしまいます。
この、2つの費用が最小になる発注量を経済的発注量(EOQ)と呼び、算出に√を使用します。1級の工業簿記でも出題されます。

ルート計算で「平均増加率」算出

例えば2年間で売り上げが2倍に増えた場合、1年間の売り上げは平均どれほど増加したか、という計算にも[√]が役に立ちます。

【例】元の売り上げが100万円、2年間で200万円に増加しました。この時、増加率は100%です。売上が100%の増加ということは200万円となり、式で表すと次のようになります。

100(万)×〇×〇=200(万)
→ 〇×〇=2

つまり、「2乗」して「2」になる数値が平均増加率ということで、この「〇」を求めるためには「2」に平方根をかけます。一見難しそうですが、電卓上では[2]と入力して[√]を押すだけです。すると、「1.414…」と表示されます。1年間でおよそ「1.414倍」の増加、平均増加率は「41.4%」ということがわかります。

電卓の便利機能4・税込、税抜

税込キー、税抜キーの搭載されている電卓は、以下のことができます。

・税率の設定

・税込、税抜の価格の表示

家計簿、お会計などでとにかくたくさん使う、税計算。消費税は8%だから1.08倍して…、軽減税率はいくつだから〇倍して…といった計算がキー1つで済むため、とても楽になります!電卓の機種によっては、税率を2つ登録できるものがあるため、計算がはかどりますね。

電卓の便利機能5・時間計算

電卓の中には、時間計算ボタンという機能を備えた電卓があります。行えることは主に次の3つです。

・〇時間〇秒+〇分といった計算を、単位を直すことなく計算ができる

・時間を秒単位で足し引き

・〇時間は何分、何秒かという計算

時間の計算ってちょっとややこしいですよね。1時間は3,600秒で30分は1,800秒で…ということをせず、時間の計算ができます。アルバイトの給与計算にとても便利です!

時間計算機能はアルバイトの給与計算に便利

動画をおさらいしながら、使い方を覚えましょう。

【例】時給950円で7時間12分勤務した場合の給与

全入力キー:[7] [時間計算] [12] [時間計算] [00] [時間計算] [×] [950] [=]

1. [7]と押してすぐ[時間計算]を入力、すると「7 – ‘ “」という表示になります
2. [12]と入力し、また[時間計算]を入力すると「7 – 12 ’ “」という表示になります
3. 秒の指定がなければもう一度[時間計算]を押す(動画では[00])
4. [時間計算]を押すと、「7時間12分」がわかりやすく「7.2時間」と表示されます
5. そして、[×] [950] [=]と時給をかければ、給与(6,840)が求められます

電卓の便利機能6・小数点の桁切り替えとアドモード

計算結果の小数点の桁数表示を切り替える「小数点セレクター」および「アドモード」というものが電卓には備わっています。できることは次の通りです。

・浮動小数点数(F)で表示

・小数点以下の桁数を0〜4桁に指定して表示

・アドモードを使用してドルやユーロを表示

小数点セレクター

セレクターで[F]を選ぶと、小数点以下の桁数を指定せずに表示します。00〜4を選ぶと、選んだ桁数を表示します。例えば、「2÷3=0.6666…」ですが、セレクターを[F]に指定するとディスプレイいっぱいに「0.6666…」と表示され、セレクターを[2]に指定すると「0.66」と表示されます。

アドモードでドル、ユーロ、補助通貨(セント)の計算

セレクターの左端にある[+]を選ぶと「アドモード」になります。アドモードは、入力した数値が自動的に小数点以下2桁となるため、補助通貨、ドル、セントなどの計算に使えます。

動画をおさらいしながら、使い方を覚えましょう。

【例】$ 14.9 + $ 0.35 + $ 1.45 + $ 12.05

全入力キー:[1490] [+] [035] [+] [145] [+] [1205] [=]

アドモードに設定していれば、小数点キー[.]を打つ必要がなく、数字キーと演算キーだけの操作になるので、手間なく便利です。

電卓の便利機能7・四捨五入

端数処理を選ぶセレクターがあります。こちらは小数点以下の表示桁数を指定した際に機能し、指定した桁数外の数値を四捨五入/切り捨て/切り上げを切り替えられます。指定した処理は計算結果に採用されます。
ただし、浮動小数点を選んでいる場合は機能しません。

電卓の便利機能8・千万単位入力キー

Canon製の電卓「千万単位電卓」には、千万単位の[0]を一括で入力できる、「千万単位入力キー」という独自機能があります。例えば、1と押したあとに「千」キーを入力すると、1000と出力されます。

また桁数をカンマ区切り、「億千万」と漢字で表示と切り替えられるキーもあります。例えば「900,000,000」に対し、表示切り替えを行うと「9億0000万0千000」と変わります。
合わせて使えば大きい数値の計算を瞬時に行い、読めるようになります。桁の大きい数字を処理される経理部門や経営者の方に、特にオススメしたい機能です!

おすすめはCanonの電卓「千万単位電卓」!

キヤノンの千万単位電卓は次の3点の理由から、とても便利な電卓であると実感しました。

・必要な便利機能がすべて備わっている

・桁表示が3桁位取り⇔億万千単位表示と切り替え可能で見やすい

・万、千単位をボタン1つで入力可能

用途に合わせて選べる!千万単位電卓シリーズ

ビジネス向け卓上電卓!見やすい・打ちやすい HS-1220TUG

今回紹介したすべての機能が備わった、簿記や経理の計算にもおすすめの卓上サイズ電卓の決定版!動画内で使用したモデルです。動画内で使用したモデルです。

▼今回レビューをした商品は「こちら」からご覧いただだけます。

大画面、チルト式液晶の卓上電卓 TS-102TUG

画面の角度を自由に変えられるチルト式液晶を搭載したモデル。表示桁数が10桁である事、GT、√キーが搭載されていない点は注意が必要です。

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画面は大きくボディーは小さく!ミニ卓上 LS-122TUG

こちらは少しコンパクトなミニ卓上サイズのモデル。四捨五入や小数点桁数の設定機能はついていません。持ち運んで使うのにも適した、オールマイティーな1台です。本日はご紹介出来ませんでしたが、ポケットに収まる手帳サイズのモデルもラインアップされているとの事。

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製品によって機能は異なりますが、全モデルを通して千万単位の入力がボタン1つで済むことが何よりの魅力!「0」を数えながら入力する必要がないので、大きい数字を扱う際はとてもカンタン。アルバイトの給与計算に便利な、時間計算キーも搭載されています。経理や営業、経営者の強い味方になること間違いなしです。もちろん、シフトキー、パーセント表示、オーバーフローなどの基本機能も備えています。

エクセルといった表計算ソフトも便利ですが、電卓の良さはいつでもどこでも出してすぐ使えるという点。電卓の機能を上手に使いこなせば、仕事も早く片付けられます!ぜひ使ってみてください。

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レビュアー紹介
トッキー

子どもの頃から数字や、機械が大好きなトッキーです。自営業のため、普段から電卓を活用しています。この記事を通じて、電卓って実はすごく便利なんだ!ということが広まれば、嬉しいです!



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