公開日:2021/8/4 / 最終更新日:2021/12/8
写真を愛するレビュワーの皆さんが、キヤノンの「EOS Rシステム」で撮影体験! EOS RシリーズやRFレンズを使った率直な感想を語ります。今回は、日常風景を印象的にスナップした作品がSNSで人気のおくでさんが、EOS RとRF50mm F1.8 STMをレビューします。
夕方の暖かい光が道端に咲いた花に当たっていました。絞りF1.8で撮影。絞り開放からこんなにキレよく写るのかと、RF50mm F1.8 STMのポテンシャルの高さを感じました。(F1.8・1/3200秒・ISO 100)
こんにちは、おくでです。懐かしさを感じる田舎の風景や、日常の中にある「何かいいな」をスナップ撮影しています。今回は、キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R」と、単焦点レンズ「RF50mm F1.8 STM」をお借りして撮影してみました。
絞り開放から、あるいは絞り込んでも、きっちり被写体を写し出してくれるRF50mm F1.8 STMの描写力に目を見張りました。どのような被写体でもしっかりと描写する安心感があるので、撮影のペースも上がります。スナップでも風景でも、いままで以上に撮影を楽しむことができました。
絞り開放F1.8、最短撮影距離30cmで撮影。優しくて柔らかなボケがきれいで、葉っぱの雰囲気をより引き立ててくれていると感じました。(F1.8・1/400秒・ISO 100)
日が傾き始めた時間の田舎道。カーブミラーが「何かいい」と思って、絞りF13・シャッタースピード1/100秒で撮影。
EOS Rは小型・軽量のためしっかりカメラをホールドでき、手ブレを抑えて撮影できました。(F13・1/100秒・ISO 100)
EOS RとRF50mm F1.8 STMの重量は、合わせてわずか約820g(バッテリー、カード含む)。フルサイズのミラーレスカメラのなかでもかなり小型・軽量です。
EOS Rにはボディ内手ブレ補正機構が搭載されていません。でも、グリップが深くて握りやすく、しっかりと構えることができるカメラなので、あまり手ブレを気にすることなく撮影できました。
スナップ撮影においてEOS RとRF50mm F1.8 STMはベストな組み合わせかもしれません。持ち運びがラクで、ちょっとしたお出かけにも気軽に持ち出せるのは魅力です。
緑の中に補色である赤いカラーコーンが目立ちます。
キヤノンのカメラは赤色の発色がいいというイメージがあったので、画質モード「JPEG」で撮影。見たままの色が忠実に再現されていると感じました。(F10・1/80秒・ISO 250)
マジックアワーの空の色が印象的でした。単調な絵にならないように、アクセントとして鉄塔を入れて撮影。
オートホワイトバランス(AWB)で撮りましたが、難しい空の色を正確に表現してくれました。(F1.8・1/3200秒・ISO 100)
EOS Rのホワイトバランスは優秀で、見たままの色をそのまま再現してくれると感じました。マジックアワーの空の色調整をするのが私は苦手で、あまり撮影してこなかったのですが、EOS Rなら過度な色調整は必要ありません。この仕上がりならマジックアワーの風景にも積極的に取り組めそうです。
RAW現像での色調整にかかる手間や時間を減らすことができるのは、EOS Rの強みだと思います。
レ
ビ
ュ
ー
を
終
え
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今回はEOS RとRF50mm F1.8 STMを使わせていただきレビューしてみました。普段APS-Cサイズのカメラを使っているので、「念願のフルサイズ! しかも、すごく軽い!」とテンションが上がりました。
スナップ撮影において「軽さは正義」。フルサイズなのに軽く、よく写るEOS RとRF50mm F1.8 STMの組み合わせは、まさに理想のスナップシューターです。「これからカメラを始めようかな」と思っている方にも、本当におすすめです。
自分の「好き」をより美しく残してくれる、素晴らしいカメラだと思いました。
EOS R×RF50mm F1.8 STM