photographer_accessories_eoskissm2_review01
EOS Kiss M2フォトグラファー・レビュー 〈ママ編〉
https://store.canon.jp/online/secure/photographer_accessories_eoskissm2_review01.aspx
2
https://store.canon.jp/img/freepage/photographer_accessories_eoskissm2_review01.jpg
12

カメラ初心者のママ/パパでも本格派の写真に!

EOS Kiss M2フォトグラファー・レビュー
〈ママ編〉

写真と文:鈴木さや香

公開日:2020/11/19 / 最終更新日:2023/7/4

子どもの輝く表情、大切な家族の時間。キレイな写真で残したいですよね。「EOS Kiss M2」は、撮りたい気持ちになったら、サッと取り出して撮れるカメラ。何気ない瞬間が、ずっと思い出に残る写真になります。
今回は、写真家・鈴木さや香さんにEOS Kiss M2の魅力を語ってもらいました。海辺の町で暮らすお子さまを包み込むような写真がいっぱいです。

写真家 鈴木さや香(Sayaka Suzuki)×EOS Kiss M2

こんにちは。私は4歳怪獣男児のママでもある広告フォトグラファーです。子どもが生まれてから、ますます楽しいカメラとの生活をしています。今回は、愛用しているEOS Kiss M2と一緒に、子どもを撮るコツをお伝えします。
スマホで撮ることに慣れているママさんも多いと思います。カメラで撮るときも「慣れ」がとっても大切です。数あるカメラのなかでも「自分に合うものを選ぶ」ことも重要。手がそれほど大きくない私は、小さくて軽いEOS Kiss M2がとってもお気に入りです^^

【写真家紹介】

鈴木さや香(すずき・さやか)

鈴木さや香(すずき・さやか)

1982年、東京都生まれ。写真家/広告フォトグラファー。写真を撮ったあとに「残す」ことを考える一般社団法人・写真と暮らし研究所代表。神奈川県鎌倉市で写真と暮らしの店「アトリエ・ピッコロ」を営む。息子の成長写真を撮ることが生きがい。
EOS Kissブランドサイト「君をカメラで」

1.知ってみよう。EOS Kiss M2で撮れるこんな写真!

「EOS Kiss M2でどんな写真が撮れるの?」
そう誰かに聞かれたら、「見えてる世界が止まって現れる」……そんなふうに答えると思います。ピントとシャッターがとっても速くて、まさに「一瞬!」という感じの写真が撮れますよ。

海で走ってくるときの一瞬。 Copyright SAYAKA SUZUKI
海で走ってくるときの一瞬。
お風呂で「はぁ〜(*´Д`)」ってなっているときの一瞬。 Copyright SAYAKA SUZUKI
お風呂で「はぁ〜(*´Д`)」ってなっているときの一瞬。
失敗しちゃったときの一瞬。 Copyright SAYAKA SUZUKI
失敗しちゃったときの一瞬。どれもこれも最高の一瞬です。

「こっち向いて!」「止まって!」「笑って><」とママは必死ですが、子どもは動き回りますね。こんなとき、成長していく一瞬の表情をしっかり撮れるカメラを選びたいって思います。

EOS Kiss M2なら、子ども写真はもちろん、日常の写真もばっちりです。普段あわただしい子育てですが、写真を撮ると一瞬でやさしい気持ちになります。

暮らしの中のワンシーン Copyright SAYAKA SUZUKI
散歩で出会った季節の花 Copyright SAYAKA SUZUKI
暮らしの中のワンシーン、散歩で出会った季節の花。EOS Kiss M2ならずっと残る一枚になります。

私が思うEOS Kiss M2の「こんなところがいいぞ!」というポイントを簡単にお話しします。

◎レンズ交換ができる

このカメラは小さいのにレンズ交換ができます。それって実はとっても魅力的。私は普段、一番小さくて軽いレンズを付けて、スマホ感覚でサッと撮っています。やっぱり奥行きが出るので、スマホで撮るのと違うなと感じます。

外で撮るときは、望遠ズームレンズにチェンジ。自分が子どものそばに行かなくても、ズームリングを回すだけで顔をアップにしたり、引いて全身を撮ったりできます。

一番小さくて軽いパンケーキレンズで撮影。 Copyright SAYAKA SUZUKI
一番小さくて軽いパンケーキレンズで撮影。
望遠ズームで撮影。 Copyright SAYAKA SUZUKI
望遠ズームで撮影。

◎自撮りも簡単、バリアングル液晶モニター

モニターをくるりと動かせるバリアングル液晶モニターなので、子どもと一緒の自撮りも簡単。赤ちゃんのときは、抱っこしながら片手で撮れて、本当に便利でした。

バリアングル液晶モニター 子どもと一緒の自撮り Copyright SAYAKA SUZUKI

◎速い連続撮影で瞬間を逃さない

EOS Kiss M2は、高速連続撮影ができます。シャッターボタンを押している間中、写真を撮り続けられるんですよ。でも、あまりいっぱい撮ってしまうと選ぶのも大変なので、撮り過ぎに注意です^^

海で波とあそぶ EOS Kiss M2は、高速連続撮影ができます。 Copyright SAYAKA SUZUKI

◎暗い場所でもきれいに写る&スマホ感覚のタッチシャッター

EOS Kiss M2は、暗い場所や雨の日も撮りやすいカメラです。お誕生日やクリスマスのろうそくなど、普段写りにくいシーンでもきれいに写ります。
液晶モニターに指でタッチするだけで、ピント合わせやシャッターを切ることができる「タッチシャッター」も使いやすいです。スマホに慣れている人にはとくに便利です。

お誕生日のろうそく Copyright SAYAKA SUZUKI
おそとを見る Copyright SAYAKA SUZUKI
2.覚えておこう。EOS Kiss M2、カメラまかせの撮り方

しぐさや癖など、子どものかわいさをそのまま撮るには、ちょっとしたコツが必要です。
・すぐにカメラを取り出せること
・子どもがカメラを意識しないこと
・動きがぶれないこと

EOS Kiss M2では、これ全部が簡単にできます!
このカメラには、細かい設定をカメラまかせで撮れる撮影モードがあります。
おすすめの3つの設定を覚えておくと、子どもの動きや表情を逃すことなく撮れますよ。

◎シーンインテリジェントオートシーンインテリジェントオート

カメラのモードダイヤルを緑色マークの「A+」(シーンインテリジェントオート)に合わせます。明るさも色もすべてカメラにおまかせの全自動です。初めて写真を撮るとき、何も難しいことを考えなくてもいいのが、このモードです。モニター右下に表示されるアイコンモニター右下に表示されるアイコンを押して進むと、もっと明るくしたり、ぼかしたりなど追加でカスタムもできる楽しいモードです。

シーンインテリジェントオートで撮影した写真 Copyright SAYAKA SUZUKI
初めてカメラを使うときに覚えておくと心配のない安心のモードです。

◎プログラムオートプログラムオート

私個人的には、一番おすすめしたいのがこの設定。「今だ!」と思った一瞬を撮るとき、EOS Kiss M2の上部にあるモードダイヤルを「P」のマーク(プログラムオート) に合わせます。カメラがシーンを考えて、きれいに撮らせてくれるので、ママはタイミングに集中できます。
「A+」との違いは、明るさを変えたいときは画面下のバーをタッチし、「+」と「ー」の表示で操作すると変えられること。他のボタンに触れる必要がないので、素早く簡単に明るさを変えられます。これからいろいろな写真を始めたい人には、一歩目になるモードですね。

画面下のバーをタッチし、「+」と「ー」の表示で操作すると変えらる
プログラムオートで撮影した写真 Copyright SAYAKA SUZUKI
元の写真(右、全自動「A+」で撮影)よりも明るく撮りたいと思ったので、サッと調整して撮りました。「A+」と違ってやわらかな雰囲気で撮れます。ふとした表情は、いろいろ設定するよりプログラムオートで失敗がありません。

◎スポーツモードスポーツモード

モードダイヤル「SCN(スペシャルシーン)」にある「スポーツモード」も動き回る子どもを撮るときは便利です。シャッタースピードが速くなり、ぶれにくい写真が撮れます。

スポーツモードで撮影した写真 Copyright SAYAKA SUZUKI
子どもが動く予感がしたらこのモードをセット! キックバイクで向かってくるときも連写でこのとおり!

どのモードにも共通して、動き回る子どもの「瞳」を自動で検出して、ぴたっとピントを合わせ続けてくれる「瞳AF」が作動します。遠くで小さく写っているときも検知してくれるので安心です。

3.レンズを使い分けてみよう。写真の世界が広がります!

EOS Kiss M2の使いやすい点は、ボディーだけではなくレンズも小さいこと。レンズ交換も簡単です。レンズを変えると、写り方がぜんぜん違う写真ができあがります。おすすめのレンズを3本紹介します

EOS Kiss M2のレンズ交換 Copyright SAYAKA SUZUKI

◎おすすめレンズ1 パンケーキみたいに薄い「EF-M22mm F2 STM」

このレンズは、近づきたくなるレンズ。
ピントを合わせられる最短距離がレンズそれぞれにあり、EF-M22mm F2 STM(その薄さからパンケーキレンズとも呼ばれます)では、レンズ先から12cmぐらいまで写したいものに寄れます。思い切って近づくと魅力的な世界が広がりますよ。まだ生まれて間もないときや、抱っこしている赤ちゃんを自分で撮りたいときは、このレンズがおすすめ。

そっと近寄ってまつ毛も撮れます。 Copyright SAYAKA SUZUKI
そっと近寄ってまつ毛も撮れます。明るいレンズなので暗めの場所や日常を撮るのにもおすすめ。

◎おすすめレンズ2 離れていてもアップで撮れる「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」

このレンズは、見守るレンズ。
成長してママの手を離れる2歳半くらいからは、望遠ズームレンズがおすすめです。公園や海、運動会、お遊戯会で離れているわが子を撮れます。遠くから甘えん坊ではない表情が撮れるので、成長がわかる一枚になります。

ネコとお話し中 Copyright SAYAKA SUZUKI
何かを見つけた真剣な顔 Copyright SAYAKA SUZUKI
ネコとお話し中&何かを見つけた真剣な顔、じゃましたくないから望遠で見守ります。

◎おすすめレンズ3 プロっぽいニュアンスが写る「EF-M32mm F1.4 STM」

このレンズは、遊びたいレンズ。
EOS Kiss M2との組み合わせで、私としては一番おすすめです。ボケがきれいで、柔らかい写真が撮れる最高なレンズ。EF-Mレンズシリーズでは一番明るいレンズなので、花火や夕方などシーンを選ばず、いっしょに遊びながらでもしっかり撮れます。

前ボケが美しい写真 Copyright SAYAKA SUZUKI
背景のボケが美しい写真 Copyright SAYAKA SUZUKI
前ボケや背景のボケも美しいので、いつもの写真にプロっぽいニュアンスがプラスされます。
4.もっと楽しもう。EOS Kiss M2の使い方アドバイス

EOS Kiss M2の操作に慣れてきたら、ちょっと応用して、さらに自分好みの写真を! 撮っていて生じた疑問と解決方法をお伝えします。

◎走るシーンを上手に撮るには?

遠くから走ってくる子ども Copyright SAYAKA SUZUKI

遠くから走ってくる子どもを正面で撮るのは慣れも必要です。最初はズームしすぎないで、広めに撮って練習すると撮りやすいです。慣れてきたら、望遠でも挑戦してみてください。

◎逆光で暗くなるときはどうするの?

逆光で暗くなるときはどうするの? Copyright SAYAKA SUZUKI

実は逆光で撮ると柔らかい雰囲気になるのでおすすめです。でも、写りがちょっと暗くなるときがあります。そんなとき写真の明るさを変える方法があります。モードダイヤルを「Pモード」にして 画面下のバーをタッチし、「+」と「−」のバーを「+3」のほうに動かします。逆に、暗くしたいときは「−3」のほうに動かします。これ、写真用語で「露出補正」といいます。

◎写真を簡単に雰囲気よく撮る方法は?

こだわり写真を「クリエイティブアシスト」で Copyright SAYAKA SUZUKI

知っている言葉で操作しやすく、こだわり写真を撮れる「クリエイティブアシスト」が楽しいですよ。ダイヤルを「A+」に合わせて、モニター右下に表示されるマークモニター右下に表示されるマークから「プリセット」を選び、色を鮮やかにしたり、モノクロにしたりと気分によって変えられます。他にも背景をぼかしたり、明るくしたり。ほっと一息つきたいときのお楽しみで使いたいですね^^

◎スマホに転送したいときには?

スマホに転送 ※画像はイメージです

それも簡単にできます^^スマホに専用アプリ(Camera Connect)を入れて、カメラのWi-Fi機能でつなげれば、撮った後に選んで小さなサイズの画像で転送できます! 撮ったそばからスマホに転送することもできます。パソコンを使わないですむので、SNSへのアップも楽々です。

キャノンオンラインショップ会員限定10%OFFクーポン進呈中

自分の息子を初めてカメラで撮ったときのことを今でも覚えています。すっごく感動して、うれしくてドキドキしっぱなしでした。それから成長する様子を追いかけて、気づいたこともいっぱいありました。できれば子どもが成長していくように、自分もどんどん写真が上手になっていけたらいいなと思いますが、自分の子どもと向き合って写真を撮るのは、プロでも大変です。
でもEOS Kiss M2みたいに小さなカメラは、体力を使うママに寄り添って、きっと役立ちます。一瞬一瞬をぎゅっと集めて、かわいい成長記録ができるといいですね^^

トップへ戻る